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2019年4月

2019年4月30日 (火)

柴山文部科学大臣の発言に抗議の声を!

 滋賀県野洲市教委は、文科省の「放射線副読本」を東電福島第一原発事故被災者への配慮が欠けているとして回収しました。それに対して、柴山文科大臣は426日記者会見で「読めばわかるが、避難者いじめを無くし、児童生徒の科学的な理解を促すうえで有意義な内容だ」と野洲市教委の判断を批判し副読本の積極的な活用を呼びかけました。これは野洲市教委に圧力をかけ、問題だらけの「放射線読本」を配付し続けようとするものです。

 子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会では、この柴山文科大臣の発言の撤回を求める抗議文を文科省に送りました。野洲市教委を孤立させてはなりません。全国各地から文科省に抗議の声を届けてください。 

■抗議先 文部科学省

・文部科学省HPからメール

https://www.inquiry.mext.go.jp/inquiry01/

 ・郵送

 〒100-8959 東京都千代田区霞が関三丁目22号 文部科学省

 

■子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会からの抗議文

 

柴山昌彦 文部科学大臣様 

抗議文

柴山文科大臣は「放射線副読本積極活用」発言を撤回してください。

「放射線副読本」を回収してください。 

 文部科学省が昨年10月に改訂し全国の小中学校や高校に配布した「放射線副読本」について、滋賀県野洲市教育委員会は、3月市議会での質問を受けて回収を決定しました。その理由は、「放射線副読本」は東電福島第一原発事故被災者への配慮がなされておらず、放射線が安全との印象を受ける記述が多いと判断したからということです。

 これに対し、柴山文部科学大臣は、426日記者会見で野洲市の判断を頭ごなしに否定し「読めばわかるが、避難者いじめを無くし、児童生徒の科学的な理解を促すうえで有意義な内容だ」と「副読本」の積極的な活用を呼びかけました。しかし「科学的」という言葉は、多数の子どもたちの甲状腺がん等の事実をごまかすものでしかありません。また避難当事者は「放射線の影響は少なく、復興が進んでいる」という記述を読んで「避難していることを責められているようだ」と訴え、憤りを感じています。野洲市が判断したとおり、「副読本」は避難者への配慮に欠け、避難者を傷つけるものです。

 「副読本」には事故収束・廃炉作業、除染作業などの被ばく労働者、生業を奪われた農林水産業者、汚染地域に住み続ける人、避難者、帰還者など、原発事故によって未来を変えられた人の生の声は一切書かれていません。最優先されるべきは、被害者の声と深刻な福島原発事故の現実を伝えることです。

 避難者の思いを尊重した野洲市議会での論議、それを受けた野洲市教委の誠実な行動は多くの人を勇気づけます。「副読本」の回収こそ、子どもたちの原発事故被害者理解を促すことになるでしょう。

 

 文科大臣の発言に抗議し、以下の2点を要求します。

1.柴山文部科学大臣は、避難者への配慮に欠け、放射線の安全を印象づける「放射線副読本」の活用を呼びかけた発言を撤回してください。

2.文科省は、子どもたちに「放射線安全神話」をすり込み原発推進政策を担う「放射線副読本」を回収してください。 

                     2019428

               子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会

 

■文科大臣の記者会見の動画

 http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1416320.htm

 

■ 子どもたちに未来をわたしたい・大阪の会による「放射線読本批判」。とても参考になります。

https://www.data-box.jp/pdir/d65a21dd8be346cc86b6d328d9fc3c56

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